LIBERTY
 
konomi's lonely room
 



Dr.

また夢をみた。


始まりは家族。


死んだはずの犬と

会話のない無表情な家族。





小さい頃、
あたしは特技があった。



夢の中で

これは夢だと見破り

頬をつねり

確信を得て

嫌な夢であれば

自分の意思で目覚める。




一時期それができた。





昨日の夢は


久しぶりに

夢だ

と確信できた。




だけど、それを夢の中のだれかに言ってはならない。


それを知ったのも幼い頃。






これ、夢でしょ。

と言った瞬間に

そこにいた全員が全速力で追ってきたから。

真顔で。まっすぐに。




だから言わないで楽しもうと思った。





今回も同様、気づいたことは言わないでいた。



だが。




ばれた。




あたしが発言を誤った為だ。






もちろん、そこにいた無表情な家族は
全員あたしを見つめ

歩み寄ってきた。




いつものように

そこで無理矢理目覚める。



ただ、起きると同時に
ただならぬ寒気と恐怖が襲う。


さらに
無理矢理起きたことで
脳や体がついてこないのか、

異常にまぶたが重く、
金縛りのようになる。


そこでまた眠ってしまえば、

奴らがお出迎え。


それだけは。

怖過ぎた。





無理矢理体を起こして水を飲み

座っていた。


眠りたくなかった。







気づいたら4時。


犬を抱いて

やっと眠れた。



明日は再発しませんように。



10/11(火)14:21 | トラックバック(0) | コメント(0) | *サモトラケのニケ* | 管理

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